【巡礼日記】スペイン、おとぎ噺の町。オスピタル・デ・オルビゴ
旅をしていると思いがけない風景に出逢うことがある。
今回はスペインの田舎町、オスピタル・デ・オルビゴ(HOSPITAL DE ORBIGO)。
6月第1週の週末に祭りが開かれるらしく、それが丁度今日だという。
HOSPITAL という名前は、中世にこの町が騎士達の病院として栄えたことが由来らしく、それにちなんで町全体が中世風に飾りつけられる。もちろん住人も全員中世の服を着ている。
格好はもちろん出店で売っている物に関してもツボがわかっており、
ゲームでしか見たことの無いような原色の食べ物が売っていたりするため歩いているだけで楽しい。
町の中心部には大きな石橋がかかる広場があり、そこは2日間常に何かしらのパレードが開かれているようで、
住民数百人だと思われる小さな町は溢れんばかりの観光客で埋め尽くされていた。
私が見た時は騎馬隊の行進とダンスが行われていた。
隣の空き地ではラクダに乗れたりもする。
そして何より住民達自身がこの祭りを楽しんでいる雰囲気が心地よく、とても居心地の良い町だった。
深夜近くになり店をたたむと、そこから慰労会のような飲み会がそこかしこで始まる。
酒を飲んで談笑している姿はまるで映画の中のようだった。
日本人はかなり珍しいらしく、声をかけると飲み会にまぜてもらうことに。。。
翌朝気づいたのだが、中心にある1番高い塔にはコウノトリが巣を作っている。
どこまでも中世風の町だった。
場所はここ。サンティアゴ巡礼の際は寄ってみてはいかがだろうか。