エチオピアの民度等に関する回答【スーツでアフリカ縦断自転車旅 質問箱①】
など
質問箱に投稿いただいたものに回答していきます
皆様がアフリカを自転車旅する際の助けになれば幸いです
頂いた質問について
頂いた質問はコチラ
自転車乗りの疑問が詰まってますね笑
まとめてみると
・料金
・移動手段
・梱包
②ダナキルツアー参加について
・使用した旅行会社
・自転車の保管場所
・モヤレ〜マルサビット間を自走したか
ということですので一つ一つ回答させていただきます
①ダカール〜エチオピア間の飛行機輪行について
順を追って説明してゆきます
まず
・空港までの移動手段について
ダカール市内には大きな空港があるのですが先日郊外に新空港が完成し、大体の便がそちらに就航しています
遠すぎてダカール市民には不評とのこと
おそらくケニア航空とエチオピア航空どちらもこのBlaise Diagne 空港発着だと思うのですが、
市内から高速乗り継いで60kmほどあるので自転車だと3〜4時間程度かかると考えられます
宿泊していた日本人宿(シェ山田)の主人の山田さんによると
大体の人がバス輪行するようで、空港行きの始発のバス停はこの辺にあります
自分の場合はちょうど国民の祝日に当たってしまいバスが運行しておらずタクシーで向かいました。料金はおよそ2000円くらいだったと記憶しています
ここで注意するのがしっかりとBlaise Diagne 空港と伝えることで、国際空港に行けとだけ言うと何故か使われていない市内の空港に連れてかれます
次は
・梱包について
飛行機輪行の際は段ボールに詰めるのが安全ではありますが、現地でそれを確保するのが面倒だったので自分はいつも
・輪行袋
・ブルーシート
・ラッピング
の3つで梱包してます
まず輪行袋で包んでブルーシートを被せ、空港でラッピングするといった感じですね
フレームはこの状態で詰めてますが、大分雑に扱われたのかタイヤが入らないくらいフレームが歪んでました
出来るならディレイラーカバーをつけた方がいいと思います。あとハンガーが折れたので緩衝材を信用しないで部品は全部外すべきですね
3つ目
・航空会社の輪行料金について
のどちらかを利用することになるはずです
おそらくナイロビでの乗り継ぎがある分エチオピア航空よりケニア航空の便の方が安いと思います
あれ…記憶よりエチオピア航空高いな
また、自転車乗りが気になるのは値段に加え受託手荷物の制限ですよね
三辺の和が158cm
重量23kgまでの荷物が一つ
三辺の和が158cm、
重量23kgまでの荷物が2つ
当然ですが値段の高いエチオピア航空の方が手荷物を多く預けられます。エコノミーで2つもできるのはお得ですね
自分はお金が無い旅人なのでケニア航空を利用しました
自転車+荷物をパッキングして23kgちょうどに調節したのが下の画像で
受付では重量には厳しかったですが、3辺の計測はしてなかったのであからさまに大きな荷物を持っていかなければ、超過料金ということにはならないはずです
自転車の他にも
・パンパンになったリアバッグ(10kgくらい)
・チャリ用のリュック(5kgくらい)
が手荷物として残ってしまい、機内には1つしか荷物を持ち込めないので超過料金を払って受託手荷物にしろという事を言われたのですが
ゴネてみたところ、スタッフがしばらく考えた後に「やっぱ別にいいや」と通してくれました
常に通用する手ではないので自分は荷物が多と思う方は、エチオピア航空を利用するのが確実です
機内では受付の適当さが災いしたのか、棚の蓋が閉まらないほど荷物で溢れてました笑
②ダナキルツアー参加について
エチオピアといえばダナキル砂漠ツアーが最近有名ですね
火山や
硫黄の作り出した不思議な風景
塩湖
などが楽しめる良いとこ取りのこのツアー
かなりオススメです
まずは
・利用したツアー会社
について
有名なのが
の2社です
自分はethio travel の方を利用しました
こちらの会社はかなり良心的でツアー申し込みのメールを送った日から、毎回オフィスまで無料タクシーで送迎を行って下さり、
その上、直接ツアーとは関係の無いアディスアベバ市内観光の送迎もしていただけるという破格の待遇…!
これは後で知ったのですが
自社のゲストハウスも所有しているようで、事前に申告しておけばツアー前後の日程はそちらに無料で泊まれるというなんとも良心的な旅行会社です
自転車等の荷物もそちらで預かっていただけるとスタッフの方が仰っていました
次は
・自転車の保管場所
について
私は前述の会社所有のゲストハウスについては知らなかったため、空港近くのathina guest house に宿泊していました
赤いピンのところです
部屋は全てwifi付き(時々切れる)
・ホットシャワー付き300ブル
・共同シャワー 250ブル
でどちらもかなり綺麗でした
あと、ホットシャワー浴びさせてくれるように頼むと空き部屋のを使わせてくれます
それに、自分がダナキル砂漠ツアーに行っていた5日間ずっと自転車と荷物を倉庫の方で保管していただいてました
ですが、アディスアベバ中心地piazza にも安宿街があり同じ価格帯で、若干部屋は汚いですがホテルが取れます
左上のピンのところですね
この近くには
・自転車屋
・ケータイショップ
・たちんぼ、置屋風俗
などがあるのでこちらの方が便利ですね
・ロードバイク用チューブ
・薄刃チェーン
などが一切無く、MTBのスペアパーツしか置いてないので必要な物はダカールで補給する事をオススメします
③アディスアベバ〜ケニア間の走行状況
・エチオピアの場所別の民度と対応
私のTwitterでこんな感じのこと呟いていたのが原因でしょうね…
・刃物で脅す
— 大和田博斗@就活スーツでアフリカ縦断 (@araragiyomiko24) September 13, 2018
・顔面蹴ろうとする
・棒で殴る
・鎌持ってるね…
・ムチで脅す
・石を投げる
・老若男女全員が金をせびる
「you! you! you! you! you! Money! Money! Money! Money! Money! Money!!!!! 」(全力ダッシュ)
・チャイナ!で無視しているとニヤニヤしながらチョン連呼
マジで関わりたくない
道ゆくエチオピア人が人語を操る獣かと思うくらい危害を加えてきた
— 大和田博斗@就活スーツでアフリカ縦断 (@araragiyomiko24) September 10, 2018
ムチを地面に打ち付けながら奇声をあげてたときはコイツ脳に寄生虫でもいるんじゃないかと思ったね
まぁ半分冗談くらいのツイートですが、実際に危険を伴うのは投石です
一度コブシくらいの大きさの石を後頭部目掛けて投げられたので、ヘルメットは大事…
対処法としては
①無視して逃げる
②チャリから降りて相手する
③轢く
がありますが無視して逃げると調子に乗って追っかけてくるので、オススメは③
近づいた時に明らかに石持ったな、と思う時は逆にこちらから近づいてやるとサーッと逃げていきます
追いかけてきた奴等
相手は獣なのでこちらの弱みを見せてはいけません。背中は見せない…
単純に私が田舎で子供に囲まれるのが面倒臭くて嫌いなのでこんな感じ方をしましたが、人によっては無邪気で可愛いと思う方もいらっしゃるかも知れないですね
あっちは珍しいヤツが来てはしゃいでるだけなんでしょう(でも中国人いっぱいいるはずなんだけどなぁ…)
場所はコチラ
大体丸で囲んであるあたりが面倒臭さのピークです
自分はKonso 族の村に行くためSodo 方面に向かったのでHawassa 方面は分かりませんが、同じ感じじゃないでしょうかね
・china! Money!
↓
・アムタ!(アムハラ語で金よこせ)
↓
・ファランジャ!(アムハラ語で外国人)
↓
・ブラボー!(謎)
↓
・Hello! Where are you go? (原文)
↓
・How are you! Are you come?
と変化してゆきます
これも楽しさの一つです
・モヤレ〜マルサビット間を自走したか
こちらに関しては自走しました
ですが、この区間は西サハラ並に何もない上に横風と向かい風が死ぬほど強いので特に自走に拘らないのであればバスで飛ばしても問題ないと思います
バス停はモヤレに着くとおっさんがいっぱい声をかけてくるのですぐ分かるはずです
もし自走されるなら…
ピンの位置が地図に表示されない町です
横風注意の看板が…
登りも割とキツいのでオススメしません
と回答はこんな感じになります
お役に立てれば幸いです!
何か質問あればコメントまたは質問箱などにメッセージをぜひぜひお願いします
一応ひとりパリダカ完走【パリ〜ダカール自転車旅 セネガル編】
8/18 ダカール 150km
なかなか近づかないダカール
ダカールまで残り150km、正直今日のうちにゴールしてしまった方が良いだろう。多分ダカール周辺でテント張れる場所ないだろうし
朝早めに出てさっさと着くつもりだったが
早速パンク。見てみると剥き出しのホイールの穴の形に破裂している
リムテープってそういう意味でつけてるんだぁ…知らなかったぁ…
万能ダクトテープで代用し応急処置。むしろこれで十分では??
その後は快調に進み残り60km。もう余裕だろ
日本人ゲストハウスに電話するも応答なし
着けばなんとかなるだろ
と思っていたけど意外と遠い
あと羊めっちゃいる。羊多すぎじゃない?
セネガル人こんなに羊食べるんか??
モタモタしていたら日が暮れてしまった
外国人が関西弁喋ってるとかわいいよね
廃棄ガスきっついなぁ。嘘みたいに黒煙を上げて走ってるし、日本だったら100%車検通んないな
止まって地図を確認していたら後ろから流暢な日本語で
「もしかして日本の方ですか?」
と声をかけられた。振り向いてみると完全にセネガル人
一瞬怪しい奴かと思ったが、話を聞いてみたらこのムスタファさん現在滋賀に住んでいて、TABASUKI という羊食べる祭に合わせて帰省してきたらしい
あの羊は祭のためだったのね
「え!自転車でここまで来たん?ホンマかぁ〜すごいわぁ〜。」
めっちゃいい人
今年で滋賀生活8年目。関西弁が板に付いている
外国人の関西弁ってかわいいよね
聞くとセネガルより日本の方が住みやすいらしい
嬉しいなぁ
一緒に写真撮って別れた
一応パリダカのゴール?
そこから1時間くらい彷徨ってようやくゲストハウスに到着した。時刻は22時過ぎ。主人の山田さんが就寝真近だったのでギリギリセーフって感じ
薄汚れたシャツとスラックス姿で息を切らしながら入って来た私に、ゲストハウスにいた他の宿泊者は若干引いてた気がする
服も身体も何もかも臭いので1ヶ月ぶりにちゃんとシャワーを浴びてシャンプーしたら頭から泥水が湧き出てきて自分でも引いた
さて晩餐だ
途中、レストランで夜飯とコンビニで酒をしこたま買ってきたので今日はもう滅茶苦茶や
これで一応ゴールだ。一応
何日かしたらちゃんとした所で記念撮影して完走証明をしよう
でもとりあえず数日はゆっくり休みたい…
7000km、意外と短かった
後半は景色の変化が乏しいから旅した感じがしなかったなぁ…
フランス、スペイン、 ポルトガルはまぁ言うこと無い。いやスペイン雨降り過ぎだった
モロッコは料理美味しかった
ヤギとタジンは推せる
モーリタニア二度と行かないわ
クソしんどかった
セネガルはまだあんまり掴めてないな
どんな国なんだろうか
疲れていたので一瞬で酔って寝た
おやすみお疲れさん自分
気分の落ち込む日【パリ〜ダカール自転車旅 セネガル編】
8/17 100km
ガキにたかられる
まぁよくあることだが、今日は気分が落ち込んでいたから嫌な気分になってしまう
物乞いにうっかり金や物を渡すと、際限が無くなるということをちゃんと理解していなかった
私が出したのはモーリタニアの10ウギア硬貨でセネガルでは全く価値が無いが、100CFAフランとデザインが似ているのだ
というか多分価値の有無はあまり関係ないのかもしれない。われ先にと血走った子供達の目に若干の気持ち悪さを覚えた
手を出して金、金と言っていれば何か施しを受けられると思っているのが気に食わない
押し売りやぼったくりの方がまだいい
愚痴ばかり心に浮かんでくるのは何となく疲れているからだ。憂鬱な時は景色まで色褪せて見える
心が黄金なら、景色も黄金に映る
と誰かが言っていたが、その通りだと思う。
結局は人生前向きじゃないとどんな絶景も美食も贅沢も、所詮その場しのぎの消費にしかならない
そんなことを取り留めもなく考えているとパンクした。悪い時って大体そんなもん
羊うまい
飯食って寝よう
と思ってパンク修理してたらリムテープ捻り切れてる。サイズ合わないMTBのチューブ押し込んだからだわ…
リムテープの重要性を理解してなかったので何も貼らずにチューブ交換してしまった。後でもったいないことになるとは知らずに
ガソリンスタンドの軒下で寝かせてもらった
サン・ルイでのブルキナファソ人との交流【パリ〜ダカール自転車旅 セネガル編】
8/16 サン・ルイ35km
ジャマ国境からサン・ルイ
ロッソの国境は何やら評判が悪いらしいが、Diama は30分ほどでスムーズに通れた
黄熱病の証明書の提示は求められなかったのだが、誰か見せている人はいるんだろうか。一人も取り出している者はいなかったが
それにしても道路の周囲の風景が全く違う。砂漠は完全に終わったらしい
広がるのは畑と川と湿地帯。国が違えば広がる風景も人も違う
国道に入るとガソリンスタンドにちゃんとしたコンビニがあって国民の所得の違いを感じる。セネガルの通貨持ってないので買えないけども
サン・ルイで久しぶりの酒
サン・ルイは西アフリカのフランス統治時代の拠点で世界遺産に登録されている
この島だけ他の場所と違い、街並みが西洋風で整っていると思ったらそういうことだったらしい
奥の方は暮らしている人でごった返している
サッカーは道路でやるものだよね
ウロウロしていると雰囲気の良いレストランを見つけた。そのうえ「bar」と書いてある
これはもしかすると…
酒 が 飲 め る
グラスもキンキンに冷えてやがる…長時間の自転車走行で火照った身体に約1ヵ月ぶりのビールっ…!
犯罪的だ…カイジくんの気持ちが分かった
贅沢を小出しにせずに豪遊っ…!
結局2000円くらい使って大満足
ブルキナファソ人との交流
一瞬で酔ったのでそのへんで寝ていると、ホテル探してない?と声をかけられる
いつもの客引きだと思ってあしらっていると何やら様子が違う。ブルキナファソから来て今路上で演奏して金を稼いでいるとパスポートも見せてきた
「ゲストハウス」に800円くらいで泊めてくれるらしい
なんとなく怪しいとは思ったが着いていくことにしたら、子供用のチャリをどこかから調達してきて案内してくれた
190cmくらいある黒人がミニチャリに乗っているとかわいい
10分くらい漕いで着いた先はそいつの家だった
いやぁ…これはゲストハウスでは無いなぁ…
しかも長屋で死ぬほど蒸し暑い
なかなかヤバいとこだったが、彼がニコニコしながら蚊取り線香とロウソクを買ってきて、
これでパーフェクト!って言ってたのでどうでもよくなった
とりあえず彼はまた仕事に行くらしく、夜まで散歩することにした
眠れない午前2時、いらだちがドアを叩く
夜飯取って帰ってくると、隣のおばちゃんとエロい格好をしたお姉さん達が家の前で喋っていた
セネガル人スタイルいいな
さて、寝るか
と思って部屋に入ると軽く照らしただけで結構な数のゴキブリがいる
とりあえずロウソクをつけてみる
向かいの部屋のお姉さんにお茶を貰いつつ、どうしようか考えてみた。ゴキブリは夜行性なのでロウソクの明かりが消えるとマズい
でもロウソク2本しかないんだが
トイレ行こう
ゴキブリだらけやんけ幼虫成虫盛りだくさんだわ
もう一回ぶらぶらして眠くなった頃に戻って来た。どうにか寝よう。おやすみ
…ガリッ
うわ今なんかに足噛まれたんだけど絶対ゴキブリじゃねーか気持ち悪っ
うわうわ寝れねぇよこんなの
あぐらかいてボーッとしながら起きているのかねているのか分からない状態でうつらうつらしているといつの間にか朝になっていた
全然眠れなかった
6時頃に彼が帰ってきた。いつもこのくらいに帰ってくるらしい
子猫を抱いていて、どっかで拾ってきたらしい
黒人+路上パフォーマー+子猫
なかなかドラマチックな組み合わせじゃないか
9時まで寝てから出発
起きた時隣の彼が朝勃ちしてたんか分からんが、服の上から完全にわかるくらいデカい
黒人ちん〇こは通常時だったとしてもこんなにデカいんか
勝てないわ
子猫は起きたら消えてた。彼はめっちゃ悲しんでたけど、そんなに動けないだろうしその辺にいるんじゃねぇかな
長屋の子供をチャリに乗せたりして遊んでからお別れした。出稼ぎ頑張ってな〜
ロッソ国境ではなくジャマからの国境越えをオススメする話【モーリタニア〜セネガル国境越え】
セネガルへ入国もしくは出国する際、バックパッカー界隈で悪名の高いロッソ国境ともう一つ、
あまり知られていないジャマからの国境越えという選択肢がある
なんとこのジャマ国境
・混雑無し
・賄賂無し
・1時間ほどで終わるスムーズな手続き
・国立公園で野生動物を楽しめる
という、面倒な事の発生しやすい国境越えにおいてかなり快適な部類に属するものだったので紹介する
ジャマ国境までの道のり
N2をロッソ国境へ向かって走ってゆくと30km手前あたりの村に分かれ道がある
マルで囲んである部分だ
ここで休んでいると英語の上手いおっさんが
「ロッソ国境は今日から5日間閉まってるよ。ホテル取るのも高いしジャマから行くのがいいと思う。」
と本当か嘘かよくわからん情報を教えてくれたのだがどうしよう
しばらく考えていると
「自転車と一緒にジャマまで運んでってやってもいいよ。途中20kmくらい舗装されてない悪路だし2000ウギア(6500円)ね。」
ぬかしおるな、このおっさん
それが狙いか
もともとロッソ行くつもりもなかったし、悪路でも20kmくらいだったら今日明日かければ着くだろう
2000はボりすぎだったので交渉したが1500までしか下がらなかったので、無視してジャマ側の道へ進んだ
最後の村まで30km、むしろかなりしっかりした舗装道で快調に漕げる
砂漠も終わりが近い
砂漠の終わり、そして野生動物の楽園
モーリタニア最後の村(レストラン、病院あり)を抜けるとそこは田園風景
あまりに急に景色が変わったので一瞬呆然としてしまった
ようやく、砂漠が終わったらしい
緑はやっぱり心を癒してくれる
砂利道を20km進むとジャマ国境。自然公園を走っていると草の陰からイボイノシシが飛び出してくる
遠い…
ライオンキングのブンバーだ
日本のイノシシと顔が大分違う
結局20頭くらい見た
この自然公園はセネガルの世界遺産、ジュッジ鳥類国立公園と隣合っているので運が良ければ数万羽の渡り鳥が飛び立つ姿や、
それを獲物にするワニ、ハイエナなどの動物も見ることが出来る…らしい
この方のブログでは出場ゲートで000ウギア要求されたらしいので、通行の際は注意。払う必要は無い
自分の場合は通ったのが午後6時と遅い時間だったからか誰もいなかった
綺麗な湿原
水浴びするイノシシやのっそりと現れる水牛を眺めていたら日が暮れている
ライトを頼りに走っていると拳くらいの大きさのウシガエルが何匹も跳んでくるので轢きそうになる
夜の自然公園は何が出るか分からない。おっさんが言ってたのとは違い、道はしっかりしていたのでどうにか通り抜けて就寝
スムーズな手続きのジャマ国境
自然公園には朝から牛が
9時前に国境に着いたからか人はほとんどいない。それに群がってくる両替商や物乞いなどもほぼいない
警察が暇そうにしているのでパスポートを見せると、事務所に持って行ってスタンプ押して戻ってきた
モーリタニア出国は終わりらしい
え、こんな簡単でいいの?
濁流に掛かる橋を渡りセネガル入国手続きを始める。職員みんな背高くて黒いからルカクに見える
いつも通り両手の指紋を登録し軽く質問に答えると入国スタンプを押してもらえた
雑談していた警官にきいてみたらこれでもう通っていいらしい
正味1時間もかかっていない
逆に何か抜けているんじゃないかと思うくらいに簡単な国境越えだった
他の旅人はここの橋を通るのに金を要求されたり、警官から金を騙しとられたりしてる人もいるようだが
早い時間に来れば大丈夫なのかな?といった感じで1円も取られなかったのでオススメ
時間があれば国立公園をゆっくり見てみるのもいいかもしれない
風邪引いた。頭痛い【パリ〜ダカール自転車旅 モーリタニア編】
8/14 お節介な村
セネガルを目前にして今までで一番砂漠にいる感じのある砂丘に出くわした
他の土壌とは明らかに質の違う赤砂
一体どこから運ばれて来たのだろう
坂を登ろうとすると崩れ、急ぐほどに足を取られる
そのもどかしさは刻の流れによく似て、心をざわめかせる。
あぁ、この旅路も額縁に飾られ、いつかは色褪せてしまうのだろうか。
儚さを胸に抱え、一歩ずつ、進んでゆきます。
私は麦100%。大分むぎ焼酎、二階堂。
…あのCMいいよね
あぁ焼酎ロックに合わせてヤギ肉食べたい
材料に関わらず焼酎って作れるからこのあたりのよく分からない野菜を原料にして生産してほしい
暑い地方には醸造酒じゃなくて蒸留酒が合うと思う。糖質ないからスッキリしてるのが良い
なんて思いつつ再び出発
道端に草が生え始めた。これはそろそろ砂漠気候ではなくステップ気候に入ったか
緑は心を落ち着ける作用がある。サハラ砂漠で紛争やテロが多いのは緑が無いからじゃないか
昼飯食べて走って寝た
今日はダメだ
体調が悪い、風邪かもしれない…
首都直結の悪路を往く【パリ〜ダカール自転車旅 モーリタニア編】
8/13 ヌアクショットから50kmの荒野
ゴミだらけの首都周辺
宿を出てヌアクショットの郊外に出るとゴミが大量に放置されている。そしてヤギがそれを食べている
それにしてもゴミだらけだ
高野秀行の著作の中でモーリタニアのヤギはゴミをエサにしていると記述があったが実際そうらしい
だから都市部のヤギ肉は美味しくないんだな
基本ガリガリに痩せてるし肉が硬い
基本肉ばかり食べているのに家畜の扱いが雑とはどういうことなのか
人が食べるものも不足してる?から仕方無いのかね
軍人さんと仲良くキャンプ
セネガルに向かっては完全に一本道なのに舗装がハゲているし地面が波打ってるので走りにくい
車も比較的良い道を走るために蛇行運転しておりルートが予想出来ない
危ない
それに大穴が空いてたりするので油断していると落ちてチャリ壊れそう
危ない
とりあえず危ない
首都周辺の道路くらいはしっかり舗装頼むぞモーリタニア政府
結局ほとんど進まないうちに日が暮れてしまい、ちょうど軍の検問があったのでそこでキャンプさせてもらう
暇すぎて日課の筋トレに熱が入ってきた頃に軍人さんの夕食にお呼ばれしたのでありがたくご馳走になることにした
メニューはモーリタニア名物の煮込み野菜をのっけた炊き込みご飯
かぼちゃもキャベツの芯もホロホロになるまで火が通っていて美味しい
だいたいこんなん
めっちゃ美味しいって言って食べてたら作ったぽい人が喜んでた。こういうの大事ですわね
現地の人と飯を食べる時に割と疑問に思うことがあって、モーリタニア人もモロッコ人も大鍋で料理するから作り過ぎて大半を捨てる場面をよく見るんだが、もったいないというような感覚は無いんだろうか
家畜のエサにしてるからいいのかもしれないけども、ヤギがヤギ料理の残飯食べているのは変な気分になる
軍人さんは基本残さないけどね
本読んで星見て寝た