【巡礼日記 Ruesta →Monreal 5/29】 どこまでも着いて来る新潟の影
5/29日、Ruesta→Monreal の60kmくらいを走行。
巡礼者の朝は早く、7時過ぎに起きたところ他の宿泊者は既に出発した後だった。
外を見ると所々に大きな水溜りが出来ており、夕方からの雨が夜中も降り続いていたことが分かった。
ところでスペインといったらどんな国を想像するだろうか、情熱の国と呼ばれるように強い陽射しと乾いた空気を大体の人が思い浮かべると思う。
自分は荒廃した平野にオレンジの木がポツンと生えている湿度0の国だと思っていた。
向こう4日間雷雨。
そして昨日も一昨日も雷雨。
ここは冬の新潟か??
やっと暴風雨とゴルフボール大の雹が降る人外魔境から抜け出し、国境の長い山脈を抜けるとそこは新潟だった。
久しく青空を見ていない。
気分が沈んだまま自転車を漕いでいると田舎町Monrealのチェックポイントに着いた。
しかしどこにも観光案内のようなものが無く、ほぼ言葉も通じないのに村人に場所や空いてる時間を訪ねることになり、なんとかこのバーでスタンプを押してくれるらしいことが判明した。
RPG要素が強いこともこの巡礼の醍醐味でもある。
宿も兼ねていたので少し早いがここで寝る。
清潔感のあるかなり良い宿。夕食込みで20€。
食事時には他の巡礼者と談笑し、酒を汲み交す。
こう言うと自分が語学に長け社交性のある国際的な人物に聞こえるが、実際は小学生英語とテンションでわかった気になっているだけ。多分コイツ話通じねぇなと思われているだろう。
とてもいい人達でした。ありがとうございます。あと他にも10人くらいはいた。
ワインを飲みすぎたので今日はすぐ寝ます。
明日から走行中に聞くのは有吉と伊集院のラジオじゃなくて英語リスニングにします。
多分。